魚に直接触れると、手が臭くなるもの。現場でもそうだし、帰宅後に釣った魚をさばくと手や包丁、まな板が生臭くなる。得てして、シンク周りも臭う(。-ωー)ウム
この魚の臭いが嫌で、「釣りに行っても、魚は持ち帰らない」「魚を食べるのは好きだけど、自分でさばくくらいなら魚料理は外で食べる」「自宅で調理はしたくないから、スーパーで刺し身や調理済み魚料理を買う」なんて人も多い(´-ω-`;)ゞポリポリ←普通のせっけんや洗剤では何度洗っても、なかなかこの魚の臭いは取れないものよね。せっかく気分よく魚をさばいたのに、気が滅入っちゃうΣ( ̄ロ ̄lll)
そこで今回は、魚の生臭さを簡単にすっきりと落とすことができる魔法のような便利アイテムを紹介しようではありませんか。まあ、先に言っとくと↑金属製のせっけん「ステンレスソープ」なんですがねΣd(゜∀゜d)ォゥィェ!!!←自炊する人だったり、料理が好きな人だったりであれば「ホームセンターで見たことあるよ〜」「持ってる持ってる〜」という人も多いかも(´・ω・)(・ω・`)ネー
その前に、なぜ魚が生臭くなるのかを語っていく〜う(`・ω・´)シャキーン←タレミミもよく見る、魚料理系の人気ユーチューバー「きまぐれクック」さんの決めぜりふ風
ではでは早速。魚が生臭いのは、海水の塩分濃度が関係している。陸上の動物であれ海中の魚であれ、生物細胞の塩分濃度は0・9%程度といわれる一方、海水は約3%。細胞の内外で濃度が違えば、浸透圧(一定の大きさ以下の分子や電荷を帯びた原子「イオン」のみを通過させる半透膜を介して、濃度が異なる隣り合わせの液体が互いを同じ濃度に保とうと水分が移動する力)によって、薄い方から濃い方に水分が移動し濃度を等しくしようとする力が働くもの(>Д<)ラジャー!!
この考えに従えば、海中の魚の細胞からは、水分が海水に吸収され脱水状態になってしまうはず。ところが、そうはならない。その理由は、海水魚の身や内蔵、血といった細胞内に「トリメチルアミンオキシド」という浸透圧調整物質が多く含まれているから((φ( ̄Д ̄ )ホォホォ←特に、筋肉に多く含まれる成分の一つで、魚のうま味成分でもあるんだって〜(゜▽゜*)ニパッ♪
海水魚は、このトリメチルアミンオキシドやアミノ酸といった成分を細胞内にため込むことで、細胞内と海水の浸透圧が釣り合うようになっているというわけ( ´_ゝ`)フーン
ところが、新鮮な魚介類に含まれるこのトリメチルアミンオキシドは、魚の死後、魚体表面に住み着いているバクテリア(細菌)がトリメチルアミンオキシドを酵素作用などで分解することで、生臭さの原因物質である「トリメチルアミン」を発生させてしまう。このトリメチルアミンは、魚の鮮度が落ちたときに出現する。これが、生臭さの正体ってわけですよ(;一ω一||)
生きている魚は、バクテリアに対する免疫機能が働いているので当然臭くない。死後、時間の経過とともにバクテリアが増殖し、魚独特の生臭さを生み出すってこと。つまり、このプロセスが魚が生臭くなるまでの一連の流れ(´・∀・`)ヘー
なので、トリメチルアミンオキシドが必要ない淡水魚には、この成分があまり含まれていないので、海水魚のような生臭さはないのよ(・ω・)
んで、新鮮な魚ほどトリメチルアミンの量が少ないので生臭さを感じない。鮮度が失われるほどトリメチルアミンの量が増えて、強い生臭さを放つようになるってわけね(´-ω-`;)ゞポリポリ←魚が生臭くなる過程で、温度が高ければ高いほどバクテリアが活発になり、トリメチルアミンなどが多く発生してしまう。これらの物質が増えると、魚臭いと感じる。だから、臭いを抑えるためにも魚は極力低温で保存する必要があるんですよp(`・ω・´)q
ツルツルした皿などより、まな板や魚を触った手の方が魚の生臭さを感じやすいのは、小傷やしわ、指紋など表面の細かな凹凸があるため。これらの溝にトリメチルアミンが入り込むと、イオン的に結合しやすいこともあり、手には特によくなじんでしまう。それで、なかなか手から不快な臭いが落ちず、生臭さが長い時間残るってわけですよ( ゚Д゚)アライヤダ!!
生魚を調理した後、一般的なせっけんで手を洗っても魚臭さがなかなか取れないのは、生臭さの原因であるトリメチルアミンなどがアルカリ性だから。同じアルカリ性であるせっけんなどで洗っても臭いを取り除くことはできないのです(ノ゚ー゚(; ̄□ ̄)ナヌッ?(爆)←アルカリ性の臭いを取り除くには、お酢やレモンなど酸性の物質で中和させる必要があるってことね(・εー。)ー☆
確かに酢などで洗うとこの生臭さは取れる。だけど、皿やまな板、シンク周りはともかく、手洗いに使うと人によっては手荒れする。なので、もう少し安全な方法があればそっちの方がいいはず(。-`ω´-)ぅぃ
また、魚の生臭さを手から取り除く方法としては、ブラシとかでゴシゴシ手をこするとかの力業もありはする。溝にたまった臭いの元を入念にかき出せば、確かに臭いが取れはする。とはいえ、時間もかかるし、あんまり賢いやり方ではないよね(。-`ω-)ンー
というわけで、もうちょっと楽でまともなやり方で臭いを取りましょう、となる。そこで登場するのが、不快な臭いを簡単に消すための便利アイテム「ステンレスソープ」ってわけ(*´∀`p〃qパチパチパチ
ステンレスソープは、水に触れるとプラスの電荷を帯びるステンレスの性質を利用し、マイナスの電荷を帯びている臭いの元である分子を手から引きはがすという仕組みなんだそうな(´・∀・)(・∀・`)ヘー
↑このように水を流しながらステンレスソープをこすると、臭い分子が水とともに流れ落ち、手に付いた臭いがなくなるってわけ。さびにくく、すり減ることもないので半永久的に使えるのが特徴。ただ、あくまで臭いを取るだけなので、殺菌・除菌効果のあるせっけんと一緒に使いましょうね〜Σd(゜∀゜d)ォゥィェ!!!←せっけんを泡立ててから、ステンレスソープで手をゴシゴシすると、滑りも良くなるので洗いやすいぞよ[電柱]д ̄) チラッ
てなわけで、今回は釣り場に持って行いても邪魔にならない大きさで、家で魚をさばいた後に使えば、魚の生臭さが簡単に手から取れる便利なステンレスソープの紹介でした〜(*`・ω・)ゞデシッ!!